お客様の評判

INTERVIEW01
ミツバチとネコと過ごす、 満ち足りた日々

INTERVIEW01
木の家とともに暮らしていく
INTERVIEW02
小さな家で、にぎやかな
独り暮らし
INTERVIEW03
家族とともに育む家
INTERVIEW04
ミツバチとネコと過ごす、
満ち足りた日々
ミツバチとネコと過ごす、満ち足りた日々
家族とともに育む家
土地購入から5年かかった家づくり。今は最高に幸せ
神奈川県川崎市から原村に移住した丹尾知子さんは養蜂家です。森の中の一軒家で、ニホンミツバチと西洋ミツバチ、合わせて17群を飼っています。ミツバチが集めるのは、原村の野の花が主。「春はヤマザクラやウワミズザクラヤマザクラ、初夏はアカシア、夏はオオハンゴンソウが多いですね。ハチミツの味は植物によってぜんぜん違います」。
家族とともに育む家
家ができたのは2019年12月です。木の匂いに包まれる家で、普段は3匹のネコと過ごしています。天気の良い日はミツバチの世話をしたり、ハチミツの出荷の準備をしていると、あっという間に夕方に。暗くなったらお酒を片手にYouTubeを楽しみます。太陽を友に、月に見守られる暮らしです。
原村に移住してからは、新しい友達も増えました。価値観が似ている人同士で響き合うのか、多くを説明しなくても話が通じるのがうれしいと言います。
食料もエネルギーも敷地にあるもので
知子さんが田舎暮らしをしたいと思ったきっかけは、東日本大震災でした。「津波で膨大なモノが流され積み上がっている様子を見て、モノの虚しさのようなものを感じました。また、原発事故では恐怖と同時に、このままの生活じゃいけない、こんなことしている場合じゃない、と強く思いました」。エネルギーも食べ物も自給できる生活を築きたいと考えるようになったそうです。 新しい家では、敷地の一角に畑をつくりました。エネルギーも外からの供給にできるだけ頼らないよう、薪ストーブと薪ボイラーを導入しました。薪ボイラーは主にお風呂の湯沸しに使っています。
家族とともに育む家
「木は家の周囲にたくさんあります。敷地を整備しながら、倒木や間引いた木からエネルギーを得られて一石二鳥です。電気もいずれ自給できたらいいなと思っています」。
週末には、神奈川県で単身赴任している夫の淳さんが帰ってきます。淳さんにとって原村はホッとできる場所のようです。「車のドアを開けた瞬間に空気が違うのがわかります。原村は水道に地下水を使っているそうで、水がおいしいんです。お風呂のお湯も柔らかいと感じます」。淳さんの仕事が一段落したら、夫婦ふたりの原村暮らしになる予定です。
家族とともに育む家
移住のハードルと、一歩を踏み出したきっかけ
夫妻が土地を購入したのは2014年のこと。原村の移住説明会に参加したのがきっかけでした。その時に森の中にも売地があることを知って強い関心が湧いたと言います。不動産業者に案内を依頼し、紹介されたのがこの土地でした。「まだ木も伐っていない状態でしたけど、周りに家がなくてハチを飼うにはうってつけでした。『ここだ!』と直感しました」。 すぐに土地を買い、ミツバチを運び込んで養蜂を開始しました。でも、その頃はまだ家を建てられるとは思っていなかったそうです。川崎の家にも愛着があり、また家を売るのは大変とも聞いていたからです。淳さんの仕事のこともありました。長年キャリアを積んだ仕事を辞めたくはないという意向でしたし、経済的にも養蜂だけでは厳しいことがわかっていました。
 まずは敷地にセルフビルドで小屋を建て、知子さんが川崎から通う日が5年間続きました。気持ちの切り替えができたのは2019年の初め頃。「川崎の家を売り、淳さんは会社の近くの賃貸に住めばいいのでは」と知人からアドバイスされて踏ん切りがつきました。川崎の家を売ったお金で、原村に家を建てることにしたのです。
家族とともに育む家
家を建てることで世の中の役に立っていると実感
風の森建築のことは、原村に土地を買ったことを知人に話した際に薦められました。まだ家を建てようか迷っている時から、敷地に電気を敷くのを頼んだりしてお付き合いが始まりました。家をつくるにあたっては、知子さんが絵を描いてイメージを伝え、それを元に設計担当者が図面を引きました。
水回り以外は間仕切りのない家です。暮らし方は変わっていくものだから、その時が来たら仕切れるよう、必要な場所に柱を配置しています。ゆくゆくは加工食品づくりもしたいので、キッチンは大きく取りました。リビングと一体になった、見せるキッチンです。2階には窓際に置いた知子さんの机と、離れた場所にベッドが2つだけ。予算ができたら収納をつくり、緩やかに仕切る予定です。
家族とともに育む家
丹尾さんの家は実際の面積よりも広々とした印象を受けます。天井が高いこともその理由でしょう。柱や梁は大工が手刻みをして組み上げました。梁を見上げると、表面にチョウナという道具で刻みつけた仕上げが施されています。「風の森さんは、全て国産の木材を使って、金物に頼らない伝統的な工法で建てることが前提なのがすごいと思います。若い人に技術を継承していきたいという姿勢も素晴らしいです。私たちも、家を建てることで日本の山林の手入れや技術の継承に少しでも役立てていると思うと嬉しいです」と知子さんは語ってくれました。
家族とともに育む家
思い描いていた自給自足の暮らしに向かう
リビングの外には、ガラス張りのサンルームをつくりました。屋根がある庭みたいなイメージです。気候が良い季節には、ここで養蜂の巣箱をつくったりします。お昼寝も気持ちいいとのことです。「ネコも朝起きると真っ先にサンルームに出たがります。さすがに気持ちいい場所を知っているんですね」
原村で初めての冬を過ごした夫妻は、家の中の暖かさに驚いたようです。天井、壁内、床下にはたっぷりと断熱材が入っています。窓は熱伝導率の低い樹脂サッシにペアガラスを入れました。「川崎の家より暖かい」と淳さんは目を細めます。
家族とともに育む家
家ができたばかりの頃、知子さんは「幸せすぎてこのまま死んでしまいそう」という気持ちだったそうです。「こんなに素敵な所に毎日いていいんだ。もう、あわてて作業して川崎に帰らなくていいんだ。そう思ったらすごく気持ちよくて幸せでした」。
 原村で暮らし始めて8カ月。これから600坪の敷地を整備する大仕事が残っています。いずれはニワトリを飼い、卵を取って糞を肥料にしたいそうです。除草は山羊にしてもらって、ミルクのおすそ分けにも預かりたいとも。「チーズもできたらいいですね」。思い描いていた自給自足の暮らしに、一歩一歩近づいています。
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