雪の森へ、散歩に行こう

風の森という小さな建設会社が諏訪郡原村に存続し、本当の木の家をコツコツと作り続けているという事実はとってもすごいことなのではないか。また、その会社と出会って、「壁の中まで全て無垢材の」「国産の木でできている」「呼吸する壁に包まれた」「しっかり断熱しつつ透湿もしている家」をセルフビルドできたということは、本当に運のいい、ラッキーなことだったのではないかと思えて仕方がない今があります。

今の暮らしのありのままをお伝えすることで、この小さな木の家の持つ豊かさを、必要とする方にお届けできますように。

田畑に降り積もる雪はふかふかで綺麗

今朝、この辺りは一面真っ白の美しい世界で始まりました。

朝6時台の空には三日月も残り綺麗で、娘がおかあさん見て、と教えてくれました。

7時過ぎに起きてくる長男は、起きていちばん、窓の外をずーっと見ながら「かまくらくんが残っていて良かったあ。」と嬉しそうに言いました。

こんもりしたものが、昨日の雪かきの時にできた『かまくらくん』

こんな和やかな雪景色の朝ですが、実は厳しい道路状況と直結していて、運転はかなり慎重を要します。移住してすぐの頃、ペーパードライバーだったわたしには、とても歯が立たない、怖いアイスバンです。でももうここにずっと住むのですから、ビクビクしてばかりもいられない!雪道だけど、今日は保育園までの道のりの送迎に挑戦。坂道で対向車にすれ違うことも、後続車に気をつけつつ速度をコントロールして運転することも、わたしにはかなりの大冒険でした。移住をすると、当たり前のようにやったことのないことに挑戦する場面が出てきます。除雪作業や草刈り、地域行事などなども含め、こんな雪道の運転もそのひとつ。それは自分の世界を押し広げる豊かで楽しい経験ですが、やっぱり体は慣れないことにちゃんと緊張し、疲弊も感じます。

それに八ヶ岳移住で実はいちばんの問題じゃないかな?!と思うのは、意識的に歩くことや体を動かすことを取り入れないと、想像以上に運動不足になってしまうこと。まちの暮らしって、もっと歩いていたよなあ、と懐かしく思い出すことがあります。どの暮らしにも、当たり前になっていることにこそ価値や豊かさがあると感じます。

今日は、大雪のため仕事がリモートワークになり、いつもの通勤時間の分を散歩に充てることを思いつきました。みんなが仕事を始める9時台に散歩?と躊躇しながら、踏み出したその先の森と雪と光の世界です。

身体中の細胞が喜んでいることを感じました。慣れない運転に緊張ている日々の分、じっくりと体も心も解すことができました。わたしはこの風の森のHPに出会ってくださって、一歩を踏み出すことになる方を、心から応援したいと願っています。

森と暮らす。と言うほど森に出かけられない、子育て世代の日常の忙しさが、今は尊いです。けれど折を見て、隙を見て、近くの山や森を歩きたい。そうやって暮らしていけたらと願っています。

kaori

kaori

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です