子供の成長と共に変化していく家
INTERVIEW03
セルフビルド体験談
地域: 山梨県北杜市大泉 標高1200m 寒冷地
床面積:1階52.88㎡(16坪) 2階52.88㎡(16坪) 合計105.76㎡(32坪)
竣工後の増築:ロフト23.14㎡(7坪)
施工当時の家族構成:ご夫婦(30代)お子さん(3歳、0歳)
セルフビルド工事内容:外壁張り、床張り、壁断熱、ボード張り、壁塗り、タイル貼り、その他棚やロフト増築などいろいろ
施工頻度:連日やる日もあれば1、2週間開くことも
施工開始から入居までの期間: 11ヶ月
入居時の状況:床張りは終え、壁はボードを貼った状態、水回りの設備は完了されていた状態
現在は屋根付きのウッドデッキを完成されたところ
ローンタイプ フラット35S 利用

「いい環境で暮らしたい」というシンプルな思いで東京を出た阿久津さんご夫妻。長野と山梨を転々とした後、北杜市大泉に眺めのよい理想の土地を見つけました。家を建てる手段としてセルフビルドを選んだのは、「少しでも安く建てたいから」。けれども家づくりを続けて3年目の今、夫・俊吉さんは「セルフビルドをしてよかった」と言っています。住みながら「楽しさが上がってくる」その理由とは。
とにかく一回、東京から出てみよう
阿久津さんはどうして引っ越しを考えられたんですか?
俊吉さん こっちにくる前は東京に住んでいたんですが、いい環境というか、自然に近いところに住みたくなったんです。それで、とにかく一回、東京から出てみようかと。それで長野に引っ越しました。最初は佐久にいて、その次が富士見、その次が山梨の小淵沢と、半年ごとに転々としてて(笑)
妙子さん富士見のときに下の子を妊娠して、そのとき「家を建てたいね」という話になりました。
俊吉さんでも自分はフリーランスの仕事だし、貯金もないし。「家なんか建てられないだろうな」ぐらいに思ってて。それでも車で走りながらなんとなく土地を見たり、不動産屋さんに行ったりもしていて……。で、あるとき不動産屋さんがこの土地を見せてくれて。見た瞬間に「いいな!」って思いました。それで、どうしても家がほしくなって、こっそり住宅ローンの仮審査に行ったんです(笑)
妙子さん仮審査のこと、私は知らなくて(笑)
俊吉さん「受ける」って言っておいて、それで落ちたらがっかりさせちゃうし。「落ちたら何も言わないでおこう!」と思って(笑)。そしたら受かっちゃって、それが嬉しくて! あれは、今でも忘れられない。
妙子さんでも、そこからが大変だったね。ローン審査に受かるだけでは……。それからが、もう「こんなにお金ってかかるの?」って(笑)
俊吉さん住宅ローンって必要なものしか出ないから。でも家をつくるときって、ほかにもいっぱいかかるじゃないですか。水道の加入金とか。僕らはそういうのを考えてなくて……。「何日までに何十万円振り込まないと!」みたいな。もう途中でやめたくなるくらいで、「本当に何も考えずに始めちゃったんだなあ」って。
話しやすさが決め手
”風の森との出会い”は、いつ頃だったのですか?
俊吉さん家がほしいって思ったときに、インターネットで調べました。基本、お金がないんで、家を建てるならなるべく安くしたいって思っていて、調べていたら”ハーフビルド”というのができると。それで”ハーフビルド”とか”セルフビルド”で調べているうちに風の森さんを知って、見学会にも行ってたんです。風の森の大工さんの家とか土谷さんの家も見せていただいて。ただ最初のうちは風の森さん以外のほかの工務店さんの見学会にも行ったり、話を聞いたりしていました。
妙子さんでも、ほかのところはどこもあまりセルフビルドに積極的な感じではなくて。やりたければ私たちが一緒に作業してもいいけれど、だからといって、その分が安くなることはないというか……。
たくさんの工務店さんの中から、風の森を選んだ”決め手”は何でしたか?
俊吉さんハーフビルドをやってくれること。あと、話していて、すごく話しやすい雰囲気だったこと(笑)。それが一番大きかったと思います。ほかの工務店さんだと、大工さんや職人さんの上の方の人なのかな、何かこう、”厳しい人”がいるんですよ。話していく中で、「それはダメだよ」とか「それはよくないよ」とか……。
妙子さんうちはお金もないし、融通というか、いろいろ相談しながらできないと。
俊吉さん家をつくるときは完全に工務店さんにお任せするというより、設計でも何でも、自分たちのやりたいことを多少は反映させながらやっていきたいじゃないですか。だから”話しやすい”っていうのが一番大事だったんです。家づくりって、スパンが長いですよね。そんな中で、”会いづらい人”や”話しにくい人”って、話にならないっていうか。だから「もう一回会ってもいいな」「話しやすいな」っていう人。それが一番大事でした。
わかります。それに、家づくりって、工務店さんとの関係も含めて”いい思い出”にしたいですものね。
俊吉さんでも実際は、家づくりで結構つらい思いしてる人って多くて。それで人間不信になったり。
妙子さんもめる人はもめちゃいますよね。高い買い物だから……。一生に一回、あるかないかの。妥協したくないってなるんでしょうね。
全部、”田の字”の中に
このお家は窓が多いですね。西側の大きな窓とか、東の壁の下半分だけの窓とか。設計はどなたがされたのですか?
俊吉さん風の森の小池さんです。東の窓は、「外にいる人と目が合わないように」って設計してくれました。
風の森設計は悩みましたよね。ご希望を聞いて、描いては直し、描いては直し(笑)
妙子さん予算を抑えたいから、坪数が決まっていたんです。4間×4間の正方形か、3間×5間か。家の形は正方形が一番効率がいいそうなんです。それで、最後に4間×4間に決めました。
風の森”4間の田の字”の家って、一番いいんです。材料全部に無駄が出ないし、同じ床面積でも正方形が一番外壁の面積が少なくすむんです。予算を抑えるために、玄関ポーチとかも外にはみ出させず、「全部”田の字”の中に入れちゃいましょう!」って。
俊吉さんロフトも使えるから広々していて、住んでいてまったく不自由がありません。本当にこれがいい。うちは部屋の仕切りもないから、暖房効率がよくて室内の温度差が出ないのもよかったです。
全部目に入るから、気に入ったものを選ぶ
それにしても、置いてあるものがすごくおしゃれです。色も、グレーと茶色とベージュで統一されていて。おふたりともインテリアがお好きなんですか?
俊吉さん好きだよね。雑誌見たりとか。
妙子さん仕切りがなくて、全部目に入っちゃうから(笑)。家の幅に合わせて家具を置くのは本当にパズルみたいなんです。前に住んでいた家が大きかったから、結構大きい家具を置いていて。こっちにきたらソファが入らなくて……。だから家具の配置は最初の計画とはいろいろ違っているんですよ。
たとえば、階段下に冷蔵庫を置こうと思っていたら、上に角度があるから冷蔵庫が入らなくて。低い冷蔵庫も探したけれど、ぎりぎりダメで、今、階段下には洗濯機を置いてます。結果、便利でかえってよかったですけどね。
俊吉さん目立つところにあるから、普通のやつはやだなって、冷蔵庫はシルバーのを選びました。
妙子さんキッチンは普通はあまり西側に置かないんですけどね。西日があたるからって。でもここだと遠くに山が見えるんです。気持ちいいですよ。
薪ストーブも、モダンなデザインで素敵ですね。
妙子さん薪ストーブは、引っ越しのとき北杜市から移住の給付金がもらえたので、そのお金で買いました。「ストーブか、家中のカーテンか」で迷って、ストーブにしたんです。最初は、お金がないから、「ストーブはお金がたまってから後付けで」と思っていたんですけど。でも、こういう設備って、後になってから買うのは大変ですから、給付金のお金があるうちに無理矢理にでも買っておいてよかったです。
俊吉さん炉台のタイルは当初ストーブまわりだけの予定だったんですが、西の窓の前まで敷いてみたんです。うちは犬がいるので、家の中に濡れてもいいスペースがあるのって便利で、正解でした。冬になると、ストーブの前にソファを置いてるんですよ。それでずっとここにいる(笑)
大きな窓の前で、気持ちがいいでしょうね。
俊吉さんウッドデッキはいいですね。山を見ながらつまみをちょっと炙ったりとか。ししゃもとか(笑)
妙子さん今は、目の前に石があるけど(笑)
”家つながり”で知り合いが増えた
あの石は??
俊吉さん石積みをしたくて(笑)。安く石を買えたから、知り合いの造園の人と一緒に石垣をつくろうかなって。今、それで庭がつぶれてるんですけど、子どもが石に上って遊んでます。
「石積みをしたい」って、すごいですね(笑)。でもお子さんたちにとっても、こういう遊べる場があるのはいいですよね。まわりも自然がいっぱいで。
俊吉さん最初はまだ小さかったから、近所に児童公園みたいなのがほしいと思ったことはありましたが、最近は自然の中で遊ぶようになりました。この辺は鹿とかもぞろぞろ散歩してるし、面白いですよ。そういえば、そこに飾ってある”鹿の角”は、猟師もしている知り合いにもらいました。この辺に住む人ってみんな鹿の角を持ってますよね(笑)、お店とかにも飾ってあるし。こっちだと、みんな面白い家に住んでいて、すごく興味があるし、遊びに行ってみたくなるというか(笑)。東京だと、人はたくさんいるけど、住んでいるのはマンションとかだし、そんなに「家に行く」という感じにはならないですよね。こっちって、家も、住んでいる人も面白いですよ。「バーベキューしよう!」とか、すぐ集まりますしね。引っ越してきて、”家つながり”で、面白い知り合いが増えました。
住みながらのセルフビルド
このお家にはいつぐらいから住み始めたのですか?
俊吉さん3年くらい前からです。基礎とか建前とかを風の森さんにやってもらって、その後セルフビルドをしてたんですけど、住み始めたときは、確かまだ壁は石膏ボード剥き出しだったかな……? 家づくりは途中だったんですけど、床を張り終えたところで引っ越しました。引っ越しのきっかけがあって、家はそんな状態なのに、親戚が「泊りにきたい」って言ってきて(笑)、みんなでここに泊まったんです。それで「なんだ住めるじゃん」って、そのまま住み始めました。でも引っ越すと家具を置いちゃうから、作業には邪魔で。
妙子さん引っ越したときは2階が木材置き場になっていたから、家の半分くらいは住めなかったんです。去年頑張ってロフトの床を張って、ようやく木材をロフトに上げられたんですけど。だからこうやってフルで家を使えるようになったのって、割と最近の話なんです。
作業が進むにつれて、住むスペースが広くなるんですね(笑)
俊吉さんでも、住んでしまうとなかなか進まなくて、家づくりはまだ進行中です。最近は収納をつくってますね。今年子どもが小学校に上がったので、ランドセルを置く棚とかが必要になって。食器棚も玄関脇の収納棚も。この家は、最初は収納がまったくなかったんですが、家づくりの道具があるから、簡単なものはなんでもつくります。
俊吉さん最近張ったロフトの床はマツなんですけど、木材はマツより、スギが好きですね。マツはつるっとしていて、白くて。
風の森国産のマツはなかなか材料として流通していないから、ほとんどが外材なんですよ。国産材と外材は、見た目とか香りが違います。
俊吉さんやっぱり違うんですか。比較したことないからわからない(笑)。自分でつくって気に入っているのは、靴箱の上。クスノキなんです。材木屋さんで買ってきたんですけど、家の中で唯一の広葉樹だから(笑)。あとは全部、針葉樹のスギとかヒノキなんで。
土谷さんはスギが好きですものね。触れた感じが優しくって、冷たくないって。
妙子さん私もこの木の床が、学校の廊下みたいで好きです。でもこんなに早く傷つくなんて(笑)。木の床は仕方ないですね。もう、子どもがこぼしまくりで、おもちゃもガチャーンって。とらたもいるから爪跡がついちゃうし。
俊吉さん床はシンプルなのがいいなと思います。うちは床暖も入ってないし、本当に板だけだから、わかりやすくていい(笑)。それで十分、暖かく住めているし。
3年目の今も、まだ木のいい香りがする
妙子さんあと、たまに家を何日か空けて、久々に帰ると、今でも家の中に木の香りがするんです。それがすごいなあって。3年経って、まだ木の香りがするのが。
俊吉さんこれまで、いっぱい古い家に住んでいたから感じるんですけど、”ジメジメ”とか”カビ”とか、この家にはそういうのがないんです。そこがすごく気持ちいい。カビ知らずです。風が抜けるからなのか、家の中に嫌な空気がたまらないよね。家の中で焼肉とかしても、前に住んでいた家は、もう、何日も臭い。すごかったんですよ。でもこの家は、閉め切って肉を焼いても次の日には匂いがないんです。これ、なんでだろうなって。なんでですかね?
風の森素材の影響があるのかな。調湿というか、家自体が”呼吸する家”なんですよ。合板を使っていないから湿度が外に逃げるし、空気が通ってるんです。でも断熱はしっかりして、暖かい。
俊吉さん断熱のワタがすごいですもんね。もうパンッパンで。肩とか頭とかで押し込んでビスを打つという。あれは大変だった。
憧れだった”完成引き渡し”
妙子さん自分で家をつくる前は、家って、”きっちり完璧に製品として仕上げて、引き渡される”みたいなイメージを持ってました。でも、自分たちでつくってると、ちょっとした傷とか、隙間とか歪みとかは、どうしてもできてしまうから、そういうのって無理だなって(笑)。気にならなくなりました。
俊吉さんいろんな工務店の見学会とか行くと、引き渡し前だから白い手袋して「汚しちゃいけない」みたいな(笑)。でもうちなんか、床に木材、ガン! 妙子なんて、仕上がった柱に、石膏ボードの寸法をメモったりしてね。
妙子さんでも早めに諦めがついてよかった。
妙子さんは、そもそもセルフビルドに興味はあったのですか?
妙子さんそんなに興味なかったですよ。家は、”プロの人につくってもらって引き渡しされる”っていう、みんなが普通に持ってるイメージで思っています。
現在進行形ですね(笑)
妙子さん大変でしたもん。住みながらだし、子どもは小さかったし。でも、そんなに手伝えなかったかもしれないけど、やったよね? やらないと終わらなかったし……。 でも”完璧に綺麗に終わった状態での入居”というのには憧れがすごくあって。うちみたいだと、感激して「わーっ!」っていうのが、やっぱり、ないじゃないですか(笑)
セルフビルド真っ最中でのお引っ越しでしたものね。「わーっ!」じゃなくて「ああーー」みたいな(笑)
妙子さん新築で”完成引き渡し”みたいなのが、嬉しいだろうなーって。「新居に入居!」って。
俊吉さん体験したことないから、わからない(笑)。でもね、うちは底辺からきてるから、だんだん上に行く! 上がるしかない! みたいな(笑)
大変だった石膏ボード
妙子さんそれにしても、石膏ボードは嫌だったなー。もう、重いし、梁のところとか切り込み入れないといけないし。しかも小淵沢のときに出産したから、産後なんですよ(笑)。淡々とした作業で、本当につらかった。切ったときのカスもすごくて、毎回ボード切りは掃除とセットで……。無言で、ラジオかけながして(笑)。苦しくて。
俊吉さんロフトの最後の壁だけ、まだ石膏ボード張ってないもんね。やりたくないから体が動かない(笑)。ほかのやりたいことに手がいっちゃう。
妙子さんでもタイル貼りは楽しかったね! ペンキ塗りも。成果が目に見えるのはいいんですよ。
俊吉さんお金があれば、セルフビルドでも石膏ボード張りだけはプロにお願いするっていうのもありかもしれない(笑)
そんなに大変でしたか!
知っているから、自分で直せる
妙子さんでも、セルフビルドをしてみたからこそ、ハードルがちょっと下がったんですよね、家をいじることに対して。自分でやるまでは仕組みがわからなかったけれど、自分でやると壁の中身とかを知ってるから、どこかが壊れても直し方がわかる。安心感があるんです。
買ったお家だと、壁に穴をあけるなんてなかなかできないですよね。
俊吉さん家の壁の中って、知らなければブラックボックスですよね。「この中に、未知のなんだかハイテクなものとか入ってるのかなー」なんて。でも自分でつくってみれば、わかる。特にこの家は、本当に、木と紙とワタで「こんなんで大丈夫なのかなー?」っていうくらいシンプルで。最初「家ってこんなんでいいのかなー?」って思いましたもん(笑)
妙子さん断熱のワタも自分たちで詰めたから、安心感がすごいです。ワタ詰めの作業のとき、「もし私がバイトで、志が低かったら、最後はフタしちゃうから絶対適当にやっちゃう」って思いました(笑)。だから外注って怖いなーって。
俊吉さんあれを”仕事”でやったら、”仕事”にならないでしょ(笑)。終わらないし、納期もあるし。
家づくりは、”腕”より”根気”
これからセルフビルドに挑戦する人に何か伝えたいことはありますか?
俊吉さんあまり考えすぎない方がいいですよね。最初にいろいろとやることを考えちゃうと、絶望的になるから。自分も外壁とか、あまり考えずに始めたんです。
風の森「外壁? はいやります、やります」って感じでしたね。
俊吉さんで、やっていくうちに、「これはやばいことになった……」って(笑)。基本ひとりでやったんで、本当に時間がかかりましたね。塗装は妙子だったけど枚数が多いから。最後は「足場がなくなるまであと何日! 急がなきゃ」って。
だから多分、最初にいろいろ考えると動けなくなっちゃう。知らずに始めた方がいいです。家づくりって、”腕”じゃなくて、”根気”っていうかね。やっていればできる。やれば進むから。
今、1階はまあ住める感じになってますけど、最初はもうひどい状態だったし、ちょっとずつ、「ああでもない、こうでもない」とずっとやり続けて、こうなってきた。今から思えば「大変だったな」と思うけれど、やっていれば、ね。最初からいきなりここまで仕上げようと思うと、道のりが遠すぎて「なんだかやだー」ってなっちゃうから、考えすぎないでやるのがいいんじゃないかなーって。本当に、もう結構大変ですもん。自分がやらないと終わらない。しかも半端ない仕事量(笑)
できてから、楽しさが上がる
先ほど、「絶望的になる」っておっしゃってましたけれど、それでも、セルフビルドをやってよかったと思っていますか?
俊吉さんそりゃ、やってよかったです。むしろ、”できてから”の方が、楽しさがだんだん上がってくる。住みながら、上がってくるんです。やってるときはもう、とにかく形にするのでいっぱいいっぱいで、夢中でつくっているだけなんです。苦行のように……。でも、今って、好みのデザインとか考えながら「こうしたらいいかな」とか「こんなものつくろうかな」って。今の方が楽しさが上がってます。最初より、多分、今の方が楽しい(笑)
それは素敵なお話ですね! 最初、セルフビルドそのものに憧れて家づくりを始めたわけではなかったのに……。
俊吉さんそうですね(笑)。自分がお金を持っていたら、どうしていたかは、よくわからない。有名な設計士に頼んでいたかも(笑)。それで、ちょっと楽しめるくらいの手伝いとかしてたかも。どっちがよかったかは、正直わからないですよね。ただ、今、セルフビルドしてよかったなと思うのは、家の中を子どもの成長と一緒に変化させていけること。それがすごくよかった。 後からつくった西のウッドデッキとかも、業者さんに頼めば高いけど、知り合いの大工さんと一緒に1〜2日やれば、さっとできちゃう。予算も材料費と大工さんへのお礼の日当くらい。
妙子さんだから、セルフビルドは終わらないけどね(笑)
そしてこれからも家づくりは続く
これから家をこうしたいっていうのはありますか?
妙子さんカーテンをつけたいですね。私はないならないでカーテンをつけなくても平気なんですけど、彼は夜は隠したいんです(笑)。だから、今も夜になると、窓に目隠しの布をつるすんです。それが面倒で。そのつる布もね、賃貸の家に住んでたときからずーっとある、好きじゃない布なの(笑)。もう、いつまでも別れられない布。 あとは、電気を終わらせたいね。
俊吉さんまだ照明がつけられていないところがあって。こっちが工事途中だから電気工事が仕上げられないんです。階段の踊り場とかもまだ暗い(笑) あと、これから南側にウッドデッキをつくるんです。2間×4間の広めのデッキなんですけど、屋根もつけようかと。
そういうふうにセルフビルドの進み具合によって、必要に応じて風の森さんがきてくれるんですね。
風の森いや……。必要に応じてすぐにってことは……。ちょっとお待たせしたりも。
俊吉さん気長に待てる。慣れてるから(笑)
風の森お電話いただいて「急がなくていいですよー」っていう一言があると、「ほんとですか?」って(笑)
いい関係ってことですね。
俊吉さんそうですね。いい関係です。こうやって笑いながら話ができるから。結局、いろんなことでずっとお世話になってます。材料を買わせてもらったり。
「風の森はいいところだよ」って書いてもいいですか(笑)
俊吉さんどうぞどうぞ!
今日はありがとうございました!
PAGETOP